昨日の流れ
トランプ大統領が、「ロシアは準備しろ。(ミサイルが)やってくるぞ。素晴らしくて新しくて『スマート』なやつだ!」「ガスで人殺しをするけだものとパートナーになるべきではない」(訳間違えてたらすいません)との発言をツイートしました。
ロシアの政府高官らも、アメリカから攻撃があった場合は対抗措置を取ると警告しています。昨日書いたようにやはりシリア情勢が悪化してきています。有事の円買い(円高)には十分注意したい所です。
また昨日のFOMCではより利上げが示唆されたものの、上記のようにトランプ大統領による警告や経済制裁はアメリカの経済の下振れリスクとして残っているようです。
今日の予想
米中貿易摩擦が後退してやや円安に流れていた状況ですが、現状ではシリア情勢を考えると上値を抜ける可能性は低く、円安に流れたとしても107.4円近辺にある壁に阻まれる形になると思います。
逆に要人発言で急激に円高に流れる可能性の方が高いので、日中はレンジ相場。
夕方から夜に掛けてはユーロのECB理事会議事要旨とアメリカの新規失業保険申請件数に注意しつつ、要人発言に注意しておいた方が良さそうです。円安に流れる可能性もありますが、内容によっては円高の方が振れ幅が大きそうですし警戒しておいた方が良さそうですね(^^;
重要な経済指標
下記が今日明日の重要な経済指標となります。この時間帯またユーロ市場やアメリカ市場開始時には大きく動きやすいので注意しましょう。※マークは超重要です!
- 18:00 ユーロ 2月 鉱工業生産 [前月比]
- 20:30 ユーロ 欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨
- 21:30 アメリカ 前週分 新規失業保険申請件数
- 28:00 イギリス カーニー英中銀(BOE)総裁、発言
- 13日09:00 シンガポール 1-3月期 四半期国内総生産(GDP、速報値) [前期比年率]
- 13日15:00 ドイツ 3月 消費者物価指数(CPI、改定値) [前月比]
- 13日23:00 アメリカ 4月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値
- 13日未定 中国 3月 貿易収支(米ドル)
- 13日未定 中国 3月 貿易収支(人民元)
各社の予想
各社のFX予想になります。
ロイター
106.30-107.30円
https://jp.reuters.com/article/tokyo-frx-idJPL3N1RO66N
SMBC信託銀行
ドル円は107円台前半から106円台後半へ下落。トランプ米大統領がSNSを通じてシリア攻撃の可能性を示唆したことから、金融市場では地政学リスクの高まりが意識された。また、米国で発表された3月の消費者物価指数(CPI)は前月比0.1%低下と市場予想を下回った一方、食品・エネルギーを除くコアCPIは同0.2%上昇と市場予想並みで、ドル相場に方向感は出ず。NY時間に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(3月20、21日開催分)では、全てのFOMC参加者が向こう数カ月間に国内景気が底堅さを増し、インフレ率も上昇するとみていたことが明らかになったが、これらを手掛かりとしたドル高も一時的だった。一部では米英仏各国が今週末にもシリア攻撃に踏み切る可能性も指摘されるなど、地政学リスクが高まっており、目先のドル円相場の重しとなろう。(齊藤)
https://www.smbctb.co.jp/rates_reports/reports/fx_daily.html(当日の予想なのでリンクを外させて貰っております)
みずほ銀行
106.20-107.20円
https://www.mizuhobank.co.jp/market/pdf/daily/dmn180412.pdf(リンクが切れたので外させて貰っております)