昨日の流れ
昨日は朝方に先月末の円高に釣られて落ち込んだものの、日中は株高にも釣られて落ち着いた気配でやや円安に推移、市場では米中貿易摩擦の声に聞きなれてしまったという意見もあったようでした。
ただ、中国が人民元の引き下げを検討しているという報道とともにやや円高に、欧州中銀総裁のドラギ総裁がユーロ圏の景気拡大に振れた事でまた円安に若干戻す展開になりました。
しかしその後やはり貿易摩擦懸念の影響もあり徐々に円高に戻す展開に、朝方には106円台中盤に落ち込んでいました。
今日の予想
今朝は中国の習近平国家主席の演説で、市場開放や輸入関税引き下げ、知的財産保護などすべて、他国の対中貿易赤字を縮小させる措置を上げる等貿易摩擦懸念が大幅に後退する内容を受け、107円台に戻して来ています。
大きな進展と呼べるものですが、貿易摩擦懸念が完全に払しょくされたとは言い辛く、トランプ大統領がどう反応するかで一段と円安、または再度円高に戻す可能性もありそうです。
最近のFX取引は要人発言に左右されやすい為、要注意ですね。
今夜はアメリカの3月卸売物価指数(PPI)、明日の朝には日本の機械受注や国内企業物価指数、中国の生産者物価指数(PPI)と消費者物価指数(CPI)と続くので注意、更に明日の消費者物価指数(CPI)や米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では大きく動く可能性があるので注意しましょう!
重要な経済指標
下記が今日明日の重要な経済指標となります。指標のデータをやや重要なものまで増やしてみました。この時間帯またユーロ市場やアメリカ市場開始時には大きく動きやすいので注意しましょう。
- 21:30 アメリカ 3月 卸売物価指数(PPI) [前月比]
- 21:30 アメリカ 3月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) [前月比]
- 11日08:50 日本 2月 機械受注 [前月比]
- 11日08:50 日本 3月 国内企業物価指数 [前月比]
- 11日08:50 日本 3月 国内企業物価指数 [前年同月比]
- 11日10:30 中国 3月 生産者物価指数(PPI) [前年同月比]
- 11日10:30 中国 3月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比]
- 11日17:30 イギリス 2月 鉱工業生産指数 [前月比]
- 11日17:30 イギリス 2月 製造業生産指数 [前月比]
- 11日21:30 アメリカ 3月 消費者物価指数(CPI) [前月比]
- 11日21:30 アメリカ 3月 消費者物価指数(CPIコア指数) [前月比]
- 11日21:30 アメリカ 3月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比]
- 11日27:00 アメリカ 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
- 11日27:00 アメリカ 3月 月次財政収支
各社の予想
各社のFX予想になります。
ロイター
106.40-107.40円
https://jp.reuters.com/article/tokyo-frx-idJPL3N1RM54A
SMBC信託銀行
106.50-107.50円
https://www.smbctb.co.jp/rates_reports/reports/fx_daily.html(当日の予想なのでリンクを外させて貰っております)
みずほ銀行
106.30-107.30円
https://www.mizuhobank.co.jp/market/pdf/daily/dmn180410.pdf(リンクが切れたので外させて貰っております)
※当記事の最初の記入時にタイトルを間違って「4/14」にしていました!未来は予測にもほどがありますよね……申し訳ありません。